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信濃毎日新聞 (6月、7月)

毎月第1土曜日の信濃毎日新聞に掲載される、「思索のノート 沈黙の言葉に出会う」というコーナーに、写真を掲載していただいております。本文は政治学者、中島岳志さんによるエッセイです。ご覧いただけましたら幸いです。

写真は6月と7月の連載に使用したものです。

一枚目に写る車は、富津の海岸に捨て残されていました。海岸に、打ち上げられたものか、タイヤを見つけることが良くあります。なかなか海とは短絡しがたい車という存在ですが、船を係留する器具など、港では所々にタイヤが用いられています。二つの半島の撮影を続けるうち、そうしたことも知っていきました。

二枚目は長野県、安曇野市の、白鳥飛来の池として有名な御宝殿遊水池です。この場所は写真を学び始めてから、帰省の折に触れては訪れていました。広い河川敷にはゲートボール場があり、夏に涼しい木陰から眺めるその風景をRobert Adamsの写真のようだと、どことなく無邪気に、感じていた記憶があります。

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