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信濃毎日新聞 (2月、3月)

毎月第1土曜日の信濃毎日新聞に掲載される、「思索のノート 沈黙の言葉に出会う」というコーナーに、写真を掲載していただいております。本文は政治学者、中島岳志さんによるエッセイです。一年間続いた写真の連載も今号が最終回となります。ご覧いただけましたら幸いです。

写真は2月と3月の連載に使用したものです。

1枚目は大房岬に残存する壕です。この壕の前に広がる海には、レール上の構造物がその形を留めており、潮が引くことでその姿が水面から顕になります。

2枚目は松代の草叢の様子です。初夏のような陽気の春過ぎには、このように半ば埋もれていた車ですが、秋を過ぎた頃の枯れ草の合間にも、何事もなかったかのように佇んでいました。しかし、それまで変わらずに在ったモノが次にその場所を訪れたときにはもう無くなっているということも、この土地では珍しくありません。

 

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